閲覧いただきありがとうございます^ ^
この記事では、大人一人が立って入れるくらいのガーデンシェッド(物置小屋)の作り方が解説されています!
日曜大工歴1年程で、情報収集は本やネットから。
プロからすれば変なとこだらけですが、一応2×4工法です。
製作期間は土日だけを使い約2ヶ月間。素人でも何とかできました。
振り返ると反省点が多々あり、その内容も記載してます。
物置小屋作りに興味がある方へ少しでも参考になれば幸いです。
情報は盛り沢山なので、目次から好きなところだけでも読んでいって下さい^ ^
順序立てて解説してます。
よく分からない点がありましたら「お問い合わせ」からご連絡をいただくと嬉しいです。
はじめに
手順を紹介する前にガーデンシェッド完成までの大まかな情報を載せておきます。
完成情報
- 外寸(mm)(基礎も含む)
- 高さ(手前)1900
- 高さ(奥側)2130
- 幅980
- 奥行 「軒先まで900」「 外壁760」
- 内寸(mm)
- 高さ(手前)1500
- 高さ(奥側)1730
- 幅725
- 奥行600
- 屋根「片屋根」
- 屋根材「オンデュリンクラシックシート」
- 外壁「鎧張り」
- 扉「観音開き」
設置場所
自宅壁面の窓と窓の間に設置。
方位は家の東側です。
コンクリート地面とは固定しません(後ほど解説)
材料費
材料費は約53,000円。
分かる範囲で一覧にまとめました。誤差はありますが参考にして下さい。
すでに家にあった物(1×4材など)は含んでおりません。
土台作り
設置場所はコンクリート上ですが固定はしません。
固定すれば台風対策になりますが解体時のことを考えると辞めました。
いざとなったらL字型金具でピンコロを固定するつもりです。(追記:1年以上経っても固定はしてないです)
これが「ピンコロ」(これは金具付きなので「羽子板付ピンコロ」と言います)⬇︎
家のコンクリートには水勾配がありますので、ピンコロの水平を出す必要があります。
そして、固定せずに水平を出す方法とは、「地面とピンコロの間にビニールを敷くだけ」です。(後ほど手順を解説)
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土台パネルの図面
- 防虫防腐処理済み2×4材使用
- 間柱は普通の2×4材を少し足しました
- 幅は900mmがオススメ
- 【反省点】背面パネルに使うコンパネの幅規格が900mmだったので910mmのままだとスキマができました(^-^;
ピンコロ単体の水平出し
ビニールを敷いて、ピンコロと土台パネルを仮置き。
大体の位置を決めます(土台パネルはまだ間柱をつける前にやりました)⬇︎
土台パネルをいったん取り除き、ピンコロの位置をペンで印⬇︎
ピンコロに水準器を載せると気泡が中心からズレてます(傾いている)⬇︎
ピンコロの傾きを無くし、水平出しに使ったのがコンクリボンド⬇︎
コンクリボンドの量は適当にこんもり盛った程度です。
- 手順のまとめ
- ピンコロ仮置き位置に印
- ピンコロを一旦どかす
- ヘラを使ってコンクリボンドを印の枠内に盛る
- ピンコロを戻す
- 水準器をピンコロの上に載せる
- 手でピンコロを押しながら水平出し
【反省点】隙間もキチンと埋めるべきでした。たくさん使って、はみ出た分を取り除く方が良かったかもしれません。(もし捨てる場合はお住まいの地域に従って下さい)⬇︎
土台全体の水平出し
家のコンクリートは水勾配があるので傾斜がついてます。
土台パネルを載せて全体の水平を出します⬇︎
低い方にどれくらい上げればいいか適当な工具を入れて調べました⬇︎
大体10mmくらいの底上げが必要。
100均にちょうどいい桐材がありました。
防虫防腐剤を塗って、底上げに使用⬇︎
桐材を入れたら水平が出ました⬇︎
さらに基礎パッキンをピンコロの上に載せて木材の水切りを良くしました⬇︎
土台パネル(床)の構造用合板には防虫防腐剤を塗ってます⬇
1日経っても固まらず・・・
コンクリボンドは24時間経っても固まらず。空気が触れない中央部がブヨブヨでした。
いったん雨に当たらないカーポートに移動。
ビニールはくっつけたまま空気と触れるように横に置いておきました。
ピンコロ移動の際には位置がわかるように自分だけが分かる印をつけました(横棒が家側で大きい黒丸が位置です)⬇︎
パネル作り
背面1枚と側面2枚を作ります。
正面は扉だけにするので不要。
木材の切り出し
手間を減らすべく、木材カットはなるべくホームセンターに依頼(ワンカット30円程度)⬇︎
背面パネル
- 間柱は中心に設置
- コンパネの幅は910mmが無く900mmに
- 【反省点】(コンパネ規格幅を知らず)下の図面で加工すると両側に約5mmずつスキマができます。
- コンパネの両側に89mmのスキマを設ける(ここに側面パネルがピッタリ入る)
- 骨組みの幅は722mmにするとちょうどいいです。
仮置き後、直角定規(自作)でコーナーを固定しながらビス長さ90mmで留めました⬇︎
背面パネルにルーフィングを貼れないのでコンパネを使用(事前に貼ることはできます)
- ルーフィング
- 雨水の侵入を防ぐ防水材。
- コンパネ
- コンクリートパネルの略。片面に耐水性加工がされている。
木枠幅より両側89mmずつ大きいコンパネをくっつけます。この隙間に側面パネルがピッタリ入ります⬇︎
【反省点】コンパネの長さを間違えてしまい、天井側にスキマができてしまいました(屋根背面パネルを伸ばして調整しました)⬇︎
スキマにはコーキング材を塗って防水対策⬇︎
側面パネル
かんたんな図面⬇︎
間柱の間隔は適当です⬇︎
天井側に縦木を入れました。これは外壁の杉板をビス留めするかもしれないと思ったからです⬇︎
構造用合板を使用。これも寸法を間違えてしまい上下にスキマができてます⬇︎
コーキング材でスキマを埋める⬇︎
土台とパネルを組立
3歳の息子がお茶してます。これでガーデンシェッドの大きさが分かります?^^⬇︎
背面パネルをビス留め。やっぱり一人だと重くて大変。ビス留め位置は適当です⬇︎
側面パネルは嫁に支えてもらいながらビス留め⬇︎
歪みがあるので、自力で矯正しながらビス留めしました⬇︎
【気づいたこと】木材の端はやはり下穴を加工してからが良さそうです。割れ目ができてました⬇︎
屋根を作る
屋根に関しては相当悩みました。
構造が複雑で絵を描こうとしても全然上手くかけません。
最終的に「多分これでできるだろう」っと簡単な設計図を握りしめ、行き当たりばったりで始めました。
部材を置いてイメージする⬇︎
かんたんな図面(これは完成後に描いてます)⬇︎
屋根の骨組み
なるべく簡単にするため、斜めカットは無し。背面にはコンパネをつけます⬇︎
背面パネルの高さ寸法を切り間違えてしまったのでスキマを埋めるべく端からズラしてます⬇︎
合板が載る屋根枠板⬇︎
合板12mm分下げてます⬇︎
屋根の組立⬇︎
歪んでますが強引に押さえつけてビス留め⬇︎
補強のため間柱を入れます。現場合わせ中⬇︎
丸ノコで斜めにカット⬇︎
ピッタリハマりました⬇︎
合板を現場合わせ中⬇︎
合板を丸ノコでカット。一応、防虫防腐剤を塗装してます⬇︎
合板もピッタリハマりました⬇︎
屋根側面に構造用合板をつける
構造用合板を現場合わせで設置していきます⬇︎
こんな時はクランプがあると助かります⬇︎
切断後⬇︎
破風板分を残してあります⬇︎
2×4材で破風板をつける⬇︎
だいぶ進みました⬇︎
ルーフィングを貼る
屋根に使うルーフィングを側面パネルにも貼っていきます。
購入したのと違いますが商品紹介⬇︎
タッカーで留めます⬇︎
下から貼っていきます⬇︎
200mm程重ねて貼ってます⬇︎
背面パネルには40mm程巻き付けて貼りました。これが大変で家の壁が邪魔してなかなか打ち込めません。叩けないので、タッカーをくっつけた状態から一瞬の力で接合⬇︎
屋根にもルーフィングを貼って完了⬇︎
屋根材はオンデュリンクラシックシート
オンデュリング社の取付方法を参考にしました⬇︎
通販で1枚だけの購入は難しいので、取り扱っているホームセンターで購入。ワンボックスカーに無理矢理入れて持ち帰りました⬇︎
屋根のサイズを測って切ります。切るところにテープで目印を貼ってます⬇︎
油(CRC5-56)をノコギリの刃に吹き付けながら切り出しました⬇︎
正直、刃に屋根材の物質が付着して、なかなか切れないです⬇︎
無事に切り終わる⬇︎
このまま屋根を設置すると隙間が空くのでスポンジで埋めます。専用スポンジもあるのですが買い忘れました(ToT)
屋根材のビス留め位置に桟木(さんぎ)を配置。2×4材の余り木を継ぎ足しながら設置。
専用の安全キャップ(左)と75mmビス(右)で屋根材を接合していきます⬇︎
水糸を使って、真っ直ぐの位置を割り出す。大体でも大丈夫かと思います⬇︎
中央のビス留め位置は一山置きだそうです。これで屋根の完成⬇︎
側面も屋根材を折り曲げて接合してます。
スキマも完璧ではないですが、何とか埋まってます⬇︎
正面に扉のための両柱を作る
今回のガーデンシェッドでは扉を付けるために柱が必要になります。
2×6材を丸ノコで縦引き⬇︎
縦引き完了⬇︎
軒に合わせて斜めカットします⬇︎
完了。後で杉板とまとめて塗装します⬇︎
鎧張りの材料
外壁は鎧張り(下見張り)でいきます。
杉板(厚さ12mm・縦180mm)をホームセンターで幅710mmずつにカット。不足分は切れ端の杉板を使います⬇︎
塗装
ガーデンシェッドの雨に当たる部分を塗装していきます。
できてから塗装より事前にした方が塗りやすく早いです。
結構塗る範囲が多くて大変でしてが、嫁が頑張ってくれて土日でほぼ完了しました。
塗装をしやすくするため木材を磨く
磨くことで塗装がしやすくなります⬇︎
塗装する場所だけサンダーをかけました。
鎧張りの杉板は木裏側だけ。下記写真だと上側になります⬇︎
- 木表と木裏の性質について
- 木材は経年変化により反る
- 年輪の外側が木表、内側が木裏
- 木材は木表側に反る
木表側をガーデンシェッドの内側(雨に当たらない方)にしておけばビスが抜けにくくなります。
塗装は2度塗り
塗装は2度塗りします。
まずキシラデコールのウォルナット色を塗り、その上に好きな色を塗装することにしました。
作業場はカーポートの下。マスカーを敷いて汚れ対策もしてます⬇︎
1度目の塗装完了⬇︎
2度目の塗装⬇︎
色はターナーミルクペイントのクラウディブルー。
450mlタイプを購入して、以前の少しの残りと一緒にして間に合いました⬇︎
屋根枠にも塗装してます。2度目の塗装は白色にしました⬇︎
扉の作成
2×6材を6枚使って観音開きにします。
2×6材を繋げる
3枚つなげて幅420mmを2セット作ります。
- つなげ方
- 扉の裏側に余っていた1×4材で固定
- 扉の地面側は閉められるようにスキマをつくる
両柱の設置
ガーデンシェッド正面に扉をつけるための柱をつけます⬇︎
水準器でなるべく垂直をだしてるところ⬇︎
両柱の完成。柱も白色で統一感があります⬇︎
扉を設置
扉を開いて軒に当たらないギリギリの位置に設置。このように⬇︎
ガーデンシェッド下部に適当な木材を置いてスペーサーの役をしてもらいます。この上に扉裏の1×4材端面を一時的に載せます⬇︎
柱と扉にも1mm程度の隙間を設けます。適当な金具を挟んで対応⬇︎
扉の固定にはこちらのヒンジを使用⬇︎
ビスを仮止めし、様子をみながら片側完了⬇︎
付属のビスは頼りなかったので、青色のコーススレッドを黒く塗装して使用⬇︎
【失敗】扉が閉まりません
もう片側をはめようとしたら、扉が入りません。
なので数ミリ丸ノコで削りました⬇︎
無事にピッタリ⬇︎
取手を付けます⬇︎
扉の上にスキマができるので、合板を形に切り抜いてはめました⬇︎
固定してないのでいつか改善が必要です⬇︎
最後は鍵の取り付け。ドアロックラッチのみ黒く塗装してます⬇︎
正面完成⬇︎
【後日修正】扉がまた閉まらない
扉の閉まり具合がピッタリ過ぎて、日が経過するとまた閉まらなくなりました。やはり木材は歪みます⬇︎
カンナで少しずつ削って調整しました。結構削ってます⬇︎
外壁は鎧張り
杉板の重ね幅は30mmにします。
ビスは45mmを使用。
スターターの杉板も30mmにカットしたものを使用⬇︎
試しに1枚目⬇︎
ビス留め位置がわかったので、残りの杉板にはあらかじめ下穴を加工しました。
下穴が空いている杉板を案内に下2枚の杉板に下穴を加工していきます。ズレないようにハンドクランプで固定⬇︎
鎧張り2枚目以降は自作治具を使い、幅が一定になるようにしました⬇︎
逆側面は杉板の余りを使って、無駄がないように⬇︎
外壁の完成⬇︎そして・・・
ガーデンシェッドの完成!2ヶ月間の集大成(まとめ)
ついに完成しました!!
そして最後まで読んでいただきありがとうございます。
開始当初は思うように進まず、「これできるかなー」っと不安の連続。
しかし、完成が近づくにつれワクワクしっぱなしでした^_^
完成して感じたことは、「教科書通りにいかないで良い」ということでした。
ある程度の常識的な作り方はあるのでしょうが、結局は行き当たりばったりで加工してました。
図面があれば苦労も減ったのでしょうが、全然知識も無く一人だけの状況ではなかなか図面が描けませんでした。
よーく考えても答えが出ない時、思い切って行動するとその場で答えが見つかる時もあります。
この記事が、これからガーデンシェッドやDIYへの挑戦に少しでもお役に立ちましたら嬉しいです。
よく分からない点はお問い合わせいただくと記事の向上になるので嬉しいです。わかる範囲で返答します^ ^
最後に参考にした本を載せておきます。
追記
雪化粧した様子です⬇︎
さらに、雪が解けたら外観を少し飾ってみました^ ^
近所のプロに任せるのも一つの手
忙しくてなかなか作れない人などはプロに任せるのも一つの手です。
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